パラレルキャリアの代名詞のように、肩書きがびっしりついてしまった2019年。
活動開始から加速し続ける私の人生時間は密度濃く、瞬く間に9月。
もうすっかり秋である。

そんな私の肩書きのひとつに、
『一般社団法人ブロックチェーン北海道イノベションプログラム理事』
というものがある。なんだかかっこいいので注目を集める肩書のひとつである。

あまりにも長い団体名なので一般社団法人BHIPと名乗ることもある。
ただ、こちらも「BHIP?はぁ?!」

と、たいていの人はなってしまう。

そして、名刺にはBHIP事務局として代表理事の社名株式会社INDETAILが入っているし、その下にNPO北海道ネウボラの情報が入っているし、名刺を見せても「BHIP?ネウボラ?はぁ?!」と言われてしまうので、一通り長い説明をすることとなる。

私自身は理事なのであるが、NPO北海道ネウボラは推進パートナーという出資者という位置づけの参画団体であるのだ。 なんとも悩ましい肩書である。

そんな、BHIP?なに?
を説明するなら、さらに困難なのがブロックチェーンという言葉だ。

「ブロックチェーン?!はぁ?!」

北海道の反応はこうである。

だって私のセミナーで「AIってニュースでほとんど毎日聞く言葉だと思いますが、何のことかわかりますか~?」
と聞いても、おおよそ「・・・(無言)」となってしまうのである。

子どもプログラミングのセミナーで問いかけたところ、小学生男児が丁寧に説明してくれた。
大人よりも子どものIT力を垣間見るものである。

AIでも敷居が高いのでブロックチェーンの説明にまた時間を要するのである。

BHIPはブロックチェーンの普及啓もうを担う団体であり、例年、ブロックチェーンフェスという大きなイベントが催される。

今年3月に開催されたイベントにおいては、理事会で色々と理事たちと懇談したり、NPO北海道ネウボラや私の取り組みの名義後援がいくつかついているもので、私自身とても思い出深いものとなった。

BHIPについてはこちら ➡ https://blockchain-jp.com/bhip/members/
ブロックチェーンフェス2019についてはこちら ➡ https://blockchain-jp.com/event/2934

≪BHIP主催 #ブロックチェーンフェス記念撮影≫

ブロックチェーン?なに?

そこはもう、BHIP代表理事の坪井大輔さんの著書を読んでいただきたい。

タイトルは「WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?」
ということで、あえて「なぜ?」の要素を強く打ち出しているものであるが、技術的「なに?」本より一般ユーザには思想から入れるこちらの著書を入門本として強くお勧めしたい。

お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんの「中田敦彦のYouTube大学」という公式チャンネルでも紹介されてすでに70万アクセスを超えている。

読書が苦手な方でもこの番組で理解が深まると思う。

一応、簡単にご説明すると、ビットコインと呼ばれる仮想通過に使われているセキュリティ性の高いデータ技術のことである。

ちなみに、20年以上前にもなる私の学生時代、高専の本科講義においてはその基礎技術については履修内容であったので、いきなりブロックチェーンというものが我々の目の前に現れたのではなく、旧来から存在する基礎技術がITやマシンスペックの進化の歴史をたどり社会活動へ有用なものへと転化した技術のひとつなのである。

WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?

著者:坪井 大輔

翔泳社( 2019-07-12 )

ネウボラがブロックチェーン?なぜ?

と、もちろんいろんな方から問われるところである。

ブロックチェーンの語るところの思想・哲学はネウボラとの親和性が高い。
この辺りはブロックチェーンと北欧の思想両方をわかる方にはよく言われるところである。

上の動画を見てくださった方にもそのあたりはなんとなく伝わるのではないだろうか。

そのヒントはDAO(ダオ)というキーワードにある。
ブロックチェーンの議論でよくあがるキーワードとしてぜひ押さえていただきたい言葉。
DAOとは、自律分散型組織のことを指す言葉なのである。

自律分散型組織の反対は中央集権型組織であるのだが、ネウボラの思想は行政の縦割りを排除したスマートコントラクトな制度。
横でつながるネットワークが網の目のようにこぼれ落ちる国民を誰もつくらない組織。
それがフィンランドネウボラの思想なのであり、日本がこれから目指すべき福祉の姿なのである。

密かにブームになっているティール組織や、ホットワードとしてのSDGsとも密着に絡み合うものである。

NPO北海道ネウボラが参画する理由としては、NPO北海道ネウボラの将来狙うシステムにおいて、活用できるユースケースを着想できるのではないかという目的で参画している。

今年、8月には行政と連携し、ブロックチェーンのトークンを発行しユーザ側からみれば無料で乗車可能な福祉バスの実証実験が北海道において実施された。
➡ https://www.indetail.co.jp/news/19668/

この、BHIP代表理事の株式会社INDETAILとTIS株式会社を事務局とした『ISOU PROJECT(イソウ・プロジェクト)』は、世界でも先進的な少子高齢化人口減少社会における社会課題解決のための、強力なアプローチであったと私は考えている。

11月に私からの実証実験視察報告も含むビッグな講演会も企画中であって北海道でさらなるムーブメントになりますよう。
企画中 ➡ http://eit.happyfam.co.jp/events/

このような、ユースケースがもっとたくさん創出されてくるはず!
ネウボラの取り組みでユースケースをつくりたい!!

NPO北海道ネウボラ内ブロックチェーンメンバーも募集中!
一緒にITを活用する素晴らしい福祉社会を創出する新しい時代を切り拓いていこう!

ITを活用する未来、ITの力で私たちはより豊かで幸せになる。

BHIPではパートナー会員も随時募集!
➡ https://blockchain-jp.com/bhip/#guidance
ユースケースを創出して新しい事業モデルを一緒に構築してみませんか?

ロゴマークも理事会でみんなで決めたのでお気に入り♡
パラレルキャリアは楽しいことばかり。

~人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択~
#1【ただの主婦】
#2【ネウボラ】
#3【WANとの出会い①】
#4【WANとの出会い②】
#5【シグナル①北大と私】
#6【シグナル②明るいニュース】
#7【孤立母子①】
#8【#MeTooとネウボラ①】
#9【ネウボラ活動と私①】
#10【ネウボラ活動と私②】
#11【ネウボラ活動と私③】
#12【夫の家庭活躍】
#13【3つの満月と藻岩山】
#14【北海道の統一地方選挙2019】
#15【北海道の統一地方選挙2019続】
#16【若者が選挙に関心ない3つの理由】
#17【パパ育休なにそれおいしいの】
#18【子どもの貧困原因は親の低賃金】
#19【札幌市2歳児虐待死事件とネウボラ】
#20【経営者という途(みち)】

NPO北海道ネウボラ代表 五嶋絵里奈(ごしまえりな)