
2020/4/2 報道NPO北海道ネウボラのこども弁当
4月のエッセイでもお知らせしたこども弁当&こども宅食のイベントであったが休校支援としての注目を集めている。
北海道のローカルテレビ4局の当日の時間差での同時放送により、『ネウボラ』の言葉を夫が覚えた!など支援者から驚きの言葉も寄せられていた。
『ネウボラ』の聞きなじみにくい言葉をすんなりと視聴者が受け入れるこの拡散力。
若者のテレビ離れと言われるものの、ステイホームのこの期間、やはりテレビの影響力は大きいものだと実感したものである。
そんなテレビの力も大いにお借りできたのか、北海道ではお弁当配達や食事支援についての記事などもその後、私の目に入っただけでも4つほどあった。
あの頃はほとんどが取り組みを中止していた、子ども食堂のテイクアウトや宅配も始まっているようで、テイクアウトや宅食という方法や食事の提供が、道内で必要な子育てへの支援という認識ができ、実際に実践の輪が広がっていくことに喜びを感じている。
それに加えて、NPO北海道のこども弁当支援の申し出もいただき、今回5月5日のこどもの日においても、こども弁当アゲインとして実施できることとなった。
今回は有志からのお弁当の提供をお申し出いただいたものである。
こういった協力あってのNPO活動である。
本当にありがたいこと、このような協力があれば、自分たちでは資金不足で動けないこともすぐに活動として展開することを託していただけるのだ。

2020/5/5 こども弁当アゲイン
おかげさまで、その後の活動については、例の個人給付10万円についてのご寄付に関するお問合せも寄せていただいている。
今回は30食であるが、前回は10万円の助成で200食配布している実績があり、10万円あれば200食の子育て支援にあてられるのである。
この新型コロナウイルスによる家から出られない状況下においては、少子化がさらに加速することが予測される。
子どものいない未来、私たちは老後を支えてくれる人がいないという課題に直面するのである。
新型コロナウイルスの席巻により、医療崩壊や保育者の不足を目の当たりにするものであるが、少し先の将来、すべての職種においてその人材不足が予見されることとなるのだ。
今いる子どもたちを支える社会があるということから、子育てが安心であると言う認識にしていくことも私たちにはこれからの未来を描くときに必要なコンテンツなのである。
子育てが安心安全である、社会全体が支えてくれるということを意識付けて行くためにも、このようなお申し出が増えることを期待したいと思うし、その想いに対して私たちは活動を実現することで応えていきたい。
また、近く5月7日、8日、9日にオンラインで行う私のフィンランド視察報告のセミナー収益についても今後のこども弁当活動の継続のための費用に充てる予定である。
↓↓フィンランド視察報告についてはこちらのリンクから★
https://goshimaerina.wixsite.com/erina-abe-goshima/blank-3/finrando-shi-cha-bao-gao-jiao-yu-fu-zhisemina?fbclid=IwAR3WBvR_Wa8wfaIyjH4qobHV7Z8hSBbhqZHc3UKb9T5vDkvgurLG4eVH9Jk

このように、NPO北海道ネウボラの活動が、地域のネットワークによりそのリソースを活用することや、メンタルヘルスの面からも産前産後のケアにとどまらず必要な子育てへの支援であることと、さらには、従来の子育て支援と何が違うのか?というこれまで常々疑問視されてきたことの答えを明確に活動の中に活かすことができるようになってきたことは新型コロナウイルスのような緊急事態であるからこそ浮き彫りになってきたと言える。
フィンランドの歴史において、草の根から始まったネウボラという保健衛生の活動であるが、今、北海道ではその歴史を追いかけるものとなっていることは不思議な運命である。
必要とされ、ニーズがあるというこのタイミングで、また、運命が動き出す。天命というのはそういうものだなのだと思う。
2020/4/30の通知において、札幌市の基金による助成事業において、保健、医療、福祉の推進事業に私たちNPO北海道ネウボラによる札幌市版ネウボラが採択された。
札幌市はフィンランドネウボラをモデルとする「子育て世代包括支援センター」をこれまでの保健センターにおける活動に掲げていくことになっているのであるが、その実態は従来とほとんど変わらず、ネウボラの理念を実現するものではないということを2分間のプレゼンを通して、市民委員など審査員の皆さんにご理解がいただけ、その危機感を感じていただけたものと私は考えている。
私たちは、札幌市版ネウボラの看板を担い、いよいよ、北海道におけるネウボラのモデル事業としてより一層活動を培っていきたいと思う。
草の根が培う市民活動から世の中に必要である福祉を実現することを目指す。


これからのNPO北海道ネウボラの取り組みの応援どうぞお力をお貸しください!
たくさんの応援、ご協力をありがとうございます★
2020年1月より、アメブロで個人ブログもはじめました。
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