2023.05.25 Thu
武漢出身で18歳の時に北京に移住した周暁璇さんは、中国の脚本家でフェミニスト活動家です。彼女の名前はペンネームの弦子の方がよく知られています。 弦子さんは2018年にエッセイを書き、その中で、ジャーナリスト・インターンだった2014年に国営中国中央テレビ(CCTV)の著名アナウンサーである朱軍氏から性的嫌がらせを受けた経験を明かしました。彼女はその時21歳で、恐怖から凍りついてしまったといいます。事件の翌日、彼女はそれを警察に届け出ましたが、警察から訴えを取り下げるように強く迫られ、結局諦めてしまいました。 しかし2018年、中国での#Me Too運動の盛り上がりとともに、彼女のエッセイが世間の注目を集めるようになり、弦子さんはあらためて謝罪と損害賠償を求めて朱氏を訴えました。2022年8月、北京の裁判所は「証拠不十分」だとして彼女の訴えを退けました。判決に失望したものの、弦子さんは支持者たちに感謝し、彼女の事件が今後も、正義を求める闘いにおいて人々の関心を呼び起こし続けること
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