コロナ禍の活動から支援ニーズの高まりと、その必要性が認識されてきて活動を日々深めているNPO北海道ネウボラの取り組み。
以前ご紹介したこども弁当の取り組みが発展し、アウトリーチ活動という訪問活動による妊娠期から切れ目ないを実現するためのモデル事業を始めることとなった。
札幌市のコロナ禍の市民活動事業としての助成を受けて、札幌市版ネウボラの札幌市版育児パッケージとしてのこんにちは!赤ちゃん歯ブラシプレゼントキャンペーンを展開することとなった。
北欧デザインの歯ブラシを札幌市の妊娠期から0、1、2歳の子育て家庭へ申込先着600件に配布することと、訪問支援のサービスを1時間実施するという新しいサービス構築のためのモデル事業である。
こども弁当の取り組みで調査してきたコロナ禍でのヒアリングからニーズがあると考えられるサービスを訪問支援として展開することとしたものであるが、これまで実現したいと考えていながらなかなか実際に展開することは難しい活動であった。
私たちの取り組みは活動当初より、札幌市のさぽーとほっと基金という市民活動助成により育てられて、今年度は札幌市に不足する福祉であるとして、札幌市版ネウボラの事業を担い、次にいよいよ、コロナ禍でニーズある取り組みとしての札幌市版育児パッケージも担う事となった。
札幌市のこのような市民活動を後押しする取り組みは素晴らしく、またそれを評価する市民委員、中間支援団体によるこれまでの蓄積のおかげといっていい。
このさぽーとほっと基金の仕組みは本当に札幌市がこれまで様々な市民活動を発展させてきた理由でもある、札幌市民の寄付による素晴らしい仕組みなのだ。
そんな札幌市の市民活動への応援を力いっぱい受け、解決しようとしている日本版ネウボラを創ろうという課題は札幌市の縦割り行政という皮肉な一面もある。
同じ北海道にある、千歳市版ネウボラは私たちが活動を始めたくらいの同じ時期から強いトップダウンの力でネウボラが行政により形作られ、いまや児相、保健所、教育も関わる素晴らしいネウボラの土壌ができつつある。
札幌市は残念ながら、その連携、ネウボラのポイントと言われる網の目のようなネットワーク。
どんな環境の誰一人こぼれ落ちない、落とさない仕組み。これがまだまだ構築できていない状況なのである。
札幌市の子育ては、札幌市子ども未来局、札幌市保健所、児童相談所と、大きな縦割り構造にあるのだが、活動開始から初めて児童相談所(一応児童相談所は子ども未来局の所轄にあるが、保育園や地域拠点などとの建物も別となっている)、保健所、NPO北海道ネウボラの官民による妊娠期から切れ目のない取り組みへの意見交換、懇談を実現していただくことができた。
本事業を札幌市としても一緒に連携してやっていきたいとお言葉をいただくことができてとてもうれしかった。
これを書いている今日のことである、8月4日が札幌市のネウボラが大きく前進した一日であると実感している。
去年札幌市で発生してしまった、悲しい事件のようなことを二度と起こしたくない、という職員の皆さまの熱い想いを実感、共感する本日の懇談に力強いものを感じ、ようやく官民との連携の芽がではじめたものと実感した。
#19【札幌市2歳児虐待死事件とネウボラ】
5年の実践がようやく広がり、つながり、そのネットワークを広げるところに到達したのだと感じる。
今日のことについてはFacebookに投稿済みであるが、NPO北海道ネウボラのブログにも綴ろうと思っているので、後日チェックしてみていただければと思う。
この新規事業のサービスコンテンツは、私が乳幼児期の孤立した子育てで”あったらよかった”を叶えるものとなっている。
しかしながら、今年度のこの600件については、助成事業としての予算がつけられたものであるが、持続するためにはどうしたらよいのだろうか。
今年度のこの600件を実践しながらその活動を評価し、模索していくことになる。
私たちの願いを叶えるために、たくさんの皆さんからの、実践への応援、活動の益々の応援を必要とするステージに立たされている。
私たちの子育てを助けてほしい。
私たちの願いを叶えてほしい。
さぽーとほっと基金の今年度の札幌市版ネウボラの予算としてつけてもらった広報費でNPO北海道ネウボラの活動紹介動画も作ることができた。
音楽、映像と素晴らしい動画に仕上がったので、ぜひ少し時間をいただき見てみていただけると嬉しい。
デザイナーさんにお任せで作ってもらった動画なのであるが、私たちの活動をよく調べてくれて、とてもステキな表現に仕上げられていること、私たちの気持ちのたくさんをくみ取ってもらっていること。見るたびに心に響いてついつい涙が出てしまう。
手をつなぐ子育て
子どもを中心においた家族支援、ママもパパも子どもたちもハッピーな社会と生活は私たちの手で、北海道のみんなの力で作り出すことができる。絶対に。
対象は札幌市に居住するプレママさん、0、1、2歳(2021年3月末までに2歳以下)のお子様である。
下記サイトより申込可能。先着600件。定数に達し次第申込のためのサイトは閉鎖。
お早目のお申込みを!!!
↓↓↓
https://hokkaido-neuvola.com/welcome-baby-pac-sapporo-city-version/
NPO北海道ネウボラの取り組みの応援どうぞお力をお貸しください!
たくさんの応援、ご協力をありがとうございます★
2020年1月より、アメブロで個人ブログもはじめました。
>北海道の社会活動家 あべ絵里奈(五嶋絵里奈)のただの主婦ブログ
>私の履歴書①~社会活動家としての4年間~
>私の履歴書②~社会活動を始める直前までのこと~
>私の履歴書④~1歳3歳コールセンター時代のこと~
~人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択~
#1【ただの主婦】
#2【ネウボラ】
#3【WANとの出会い①】
#4【WANとの出会い②】
#5【シグナル①北大と私】
#6【シグナル②明るいニュース】
#7【孤立母子①】
#8【#MeTooとネウボラ①】
#9【ネウボラ活動と私①】
#10【ネウボラ活動と私②】
#11【ネウボラ活動と私③】
#12【夫の家庭活躍】
#13【3つの満月と藻岩山】
#14【北海道の統一地方選挙2019】
#15【北海道の統一地方選挙2019続】
#16【若者が選挙に関心ない3つの理由】
#17【パパ育休なにそれおいしいの】
#18【子どもの貧困原因は親の低賃金】
#19【札幌市2歳児虐待死事件とネウボラ】
#20【経営者という途(みち)】
#21【ブロックチェーンのなぜ】
#22【40歳を迎えて】
#23【女性たちみんな輝こうぜ!】
#24【フィンランドより!人生の変化を感じて】
#25【北海道は新型コロナショック】
#26【緊急事態!社会活動の舞台裏】
#27【札幌市版ネウボラを担って】
#28【休校措置は政治責任】
#29【ただの主婦記者会見する】
NPO北海道ネウボラ代表 あべ絵里奈(五嶋絵里奈・ごしまえりな)