昨日は、久しぶりにイベントへの登壇であった。
さっぽろ青年ユニオンの主催する、ー休校補償の完全実施を求める集会ーに参加した。
企業との団交を行う子育て中である母親の当事者らと共に登壇し、当事者らによれば休校に伴う休業補償の要求について交渉決裂。
同休業補償は、企業に裁量があることから「使い渋り」が起きているという現状の報告があり、これらの経過を踏まえ、同日夜の集会では、休業補償を企業任せにしないで、個人申請も可能とするための署名が提起されたものであった。
署名はこちらから?
「厚生労働大臣: 小学校休業等対応助成金「個人申請」を求めます」
http://chng.it/K2GxfZnVT8

(写真)ー休校補償の完全実施を求める集会ーリレートークに登壇
休校で休まざるを得なかった上に賃金補償がなく生活が大変であると言う声は、NPO北海道ネウボラにおけるこれまでのコロナ禍活動を通しても、寄せられている声でもあり、これまで現場から耳にしてきたそれらの声と、今回のイベントで明らかになっている企業が「子育て中家庭だけ補償がでるのが不公平」という制度があるのに使ってもらえないという使い渋りの実態があることから状況がリンクしているものと考えられるのである。
そこを、私たちのような様々な団体が連携して、支援をしているのであるが、そもそもの大きな問題はこの雇用というものに起因するのである。
子ども食堂をいくら作ったところで、そもそもの『子どもの貧困』という問題は解決するわけがない。
と、いうのは親の雇用環境の改善が必須なのである。
人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択#18【子どもの貧困原因は親の低賃金】
-企業の子育てへの無理解-
新型コロナであろうとなかろうと、子育て中、子どもの病気などで子どもが登園・通学できないというような状況は当たり前に発生する。
病気にならない子どもなどいないのである。
私は出産後復職できなくなってからの非正規雇用で職を転々としており、低賃金だったので、ダブルワークやトリプルワークをしていたことも要因もあるが、この10数年で20近くの転職経験をしている。
その中でも特に、子どもの病気による休みが引き続いてしまったことで、職場に居辛い状況が生まれてしまったことなどが重なり、モラハラのような状況もおき、退職したと言うことも割と多くある。
社会全体がこのように、子育てするという人として当たり前である人生の通り道を排除しようとする強い力が働いているのであるが、そこは、日本がジェンダー平等ランキング世界121であることからも明らかである、企業という存在が男性体質であるということ自体に大きな問題がある。

(写真)ー休校補償の完全実施を求める集会ーリレートークに登壇
特に、コロナ禍においての、休校措置事態にそもそも科学的根拠はなく、また、政治的根拠もなかった。
私の活動名である旧姓は『安倍』なのであるが、この全国一律の休校措置を決めてしまった、日本の首相にはこの責任を問う間もなく退陣することとなってしまい、この問題は結局誰にも責任を追及することができなくなってしまっているとも言えるのである。
行政によるウイルスの正しい情報も市民に届かず、保育士や教師らからの「子どもからうつる」という大きな科学的根拠によらない誤解により、私たちの子育て相談の中で、『保育園や学校が子どもをばい菌のように扱う』、『仕事があると言っても保育園が預からないという、収入が減ってしまう』などの相談が多数よせられていた。
このような声の状況から、私たちも、4月にはNPO北海道ネウボラとしては、子ども一人につき月3万円の補償を求める活動もしていたのであるが、北海道や札幌市からは『ひとり親には現金補償を増額した』という回答しか得ることができず、子育て家庭全体の中でもこのような状況に陥っている家庭についての支援は一切ないままに現在に至っているのであるが、私たちのような団体が連携し様々な支援を工夫しているものの、その支援の手を伸ばせる家庭というのはほんの氷山の一角にすぎないと、実際に活動する中でも私は危機感を感じている。
人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択#29【ただの主婦記者会見する】
まだまだ、この休校措置に関わる、打撃を受けている子育て家庭への支援が絶対的に必要な状況であり、このような企業の申請しぶりがあるという環境であるのであれば、せめて個人申請という手段を広げるということは絶対に必要なのである。
昨日の集会では、署名活動について9月いっぱいまで行い、10月の臨時国会を目指して活動するということが発表された。
紙の署名と、ネット署名により実施されている。
署名はこちらから?
「厚生労働大臣: 小学校休業等対応助成金「個人申請」を求めます」
http://chng.it/K2GxfZnVT8
『子育て』というジェンダー平等の問題を労働問題からも提議していく必要があり、当団体、個人としても本問題について応援したい。
ぜひWANの力で署名活動の拡散にご協力を!

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2020年1月より、アメブロで個人ブログもはじめました。
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