あっという間に10月、北海道のラジオでは昨日は雪虫の話題もやっていた。
本州の皆さまは雪虫はご存じだろうか。
雪虫を見ると初雪が降るという北海道の風物詩の昆虫のことで正式名は別にあるのだそうだ。
春のコロナ禍の一連の怒涛の活動を行ってきて、休む暇もなく、今は高校生団体とのコラボ企画や、11月に開催する子どもイベント、そして、組織作りというさらに怒涛の毎日を過ごしている。
先月も新聞掲載など、ニュースだらけの毎日ではあるが、自分的には大きなインパクトのなかった9月から今にかけてであるもので、今日はちょっと、いつものフル稼働すぎる脳みそを冷却し、思考停止からふと物思いにふける秋のエッセイにしてみようと思いパソコンに向かっている。

<NPO北海道ネウボラは私のライトワーク>
標題に書いた、『人生スイッチ』とは、私がこのネウボラの活動から人生が一変した、そのタイミングのありとあらゆる不思議なタイミングの事を指して使っている言葉である。
ただの主婦であった自分の人生がこんなに激変するとは思ってもいなかった、あの5年前。
上の子は3年生、下の子は幼稚園年長というタイミングであった。
5年前の春先はコールセンターで勤務していた。
官公庁の大きなシステムのヘルプデスクだった。
本州から役人もくるようなセンターである。
1か月の研修期間も終えて、システムがわかる人として仲間たちからの信頼も厚くなり、仕事も順調になり始めた数か月後。
ふと、立ち寄ったハローワーク。北海道教育大学の求人。
その慣れてきたところのコールセンターとは、トータルの収入はそんなに変わらない求人の内容で、特段自宅から近いという以外のメリットはないと感じていた。
なのに、どうしてだろうか、私の頭の中に降りてくる声が聞こえてくるのだった。
それの声とは・・・
~チャンスの女神は前髪しかない~
なぜ自分にこんな声が聞こえてくるのか。頭の中がおかしくなってしまったんじゃないか。
それでも、繰り返し繰り返し浮かんでは消える、
~チャンスの女神は前髪しかない~
高専時代、英語の教官がなぜかよくこの話をしていたような気がする。
その言葉がどうして私の頭の中に繰り返すのだろうか。
はたと、もう一度、ハローワークの求人票を見つけた。
いやいや、せっかくいい求人だけど・・・あえてここでチャレンジする必要はない。
そう思えば思うほど、繰り返す、大きくなる、回数が多くなる!!頭の中で響くあの声!!
~チャンスの女神は前髪しかない~
頭がおかしくなる、それとも私おかしくなっちゃった?!
これはもう・・・・・・・・。
教育大に電話するしかない。
<活動開始前の2015年ごろ>
子どもたちと熱心に体験活動をしたりとか、そんなことにささやかな喜びを感じていた時期である。
このようになんだかよくわからない声に後押しされて、面接した北海道教育大学の事務職パートのポジションは事務補佐員。
北海道教育大学の総務部企画課という、大学の先生たちの科研費書類を添削し、取りまとめする仕事内容であった。
難なく、面接は即就業決定となり、コールセンターからも惜しまれて転職することになった。
通勤は少し楽になった。
それでもやっぱり思う事と言えば、「ん?なんで私ここに入ったのかしら?」
仕事は科研費の書類が殺到する時期以外は雑務がほとんどで、封筒をあけたり書類をとじたりするくらいの作業。
科研費の獲得や金額状況などの取りまとめなどもあったが、エクセルでの集計はあっという間に終わってしまった。
科研費データと研究者データの管理を行うためのACCESS開発も暇な時間を使って行っている間はとても楽しかった。
しかし、その開発が終わって、その集計しなければならないエクセルデータはボタンひとつの一瞬で出力されるようになってしまった。
日々の雑務をするための、エクセルのVBA化実装も終わってしまった。
ファイルラベル生成のためのエクセルVBAも作ったし、益々席に座って行う仕事は少なくなってしまった。
上司にも恵まれ、学校などの子どもの行事で休みをとることも割としやすく、コールセンターの頃の調整困難と比べるととても快適ではあった。
そんな環境であっても、子どもの事で欠勤するときや有休を使うときはなんだか気まずくて申し出しにくかったり。
ワンオペ育児でずっと過酷な家事育児をしていたため、産後すぐから睡眠時間は長くて6時間ほどだった。
短いときは3時間くらい。
早朝からお弁当を何個も作り、車なし徒歩で子どもたちの送り迎えをして、パートから戻るとすぐにお迎え。
息つく暇もなく家事と子守りであった。
そんな生活も祟ったのかもしれない。
ちょうど、めまいや息切れがひどくなり、保健室で休ませてもらえることも多くなってしまった。
このとき、34歳。
このままキャリアもなく、高専卒業後、専攻科に社会人入学して再挑戦したエンジニアの勉強も役には立たず。
このまま40歳、ますます仕事がなくなり、掃除の仕事なんかしかできなくなるんだろうか。
そんな絶望の最中、就業中のインターネットで見つけたのはフィンランドの女性”Linda Liukas”氏が始めたプログラミング教育の絵本を作るクラウドファンディング。
そして、女性の就労支援としてのRuby言語の入門イベント”Rails Girls”
こんなことができるなんて!!!
私もいつかこんなことがしてみたい!!!
すっかり業務改善をしつくし、さらに暇になってしまった教育大学パート勤務。
フィンランドでは2015年からプログラミング教育が1年生から義務教育化される、などなど、フィンランドの教育に関わる記事をたくさん読むようになった。
その中で見つけたものが”ネウボラ”聞き慣れない4文字のキーワード。
たったの4文字のフィンランドとの出会いから私の人生は大きく変わってしまった。
あれから5年たち、こんなにも忙しすぎるくらいに多忙な毎日であるが、あの頃の暇で拘束される時間をただ待って、子どもたちのための時間に合わせて行動する毎日よりずっといい。
そんな私の不思議な運命の出会い、『人生スイッチ』がONになって、私の人生がどんどん変わっていく。
あなたの『人生スイッチ』気づくのはいつ?スイッチを入れるのはいつ?
誰にでもあるはず。ただの主婦からの『人生スイッチ』
貴方も押してみたいと思いませんか?

<2018年憧れのリンダ・リウカス氏と東京で感激ツーショット!私が北海道で主催するプログラミング教室の教材としてルビィのぼうけん絵本を使っている>
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コロナ禍子連れで出かけられない問題解決のための札幌市さぽーとほっと基金事業
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NPO北海道ネウボラの取り組みの応援どうぞお力をお貸しください!
たくさんの応援、ご協力をありがとうございます★
2020年1月より、アメブロで個人ブログもはじめました。
>北海道の社会活動家 あべ絵里奈(五嶋絵里奈)のただの主婦ブログ
>私の履歴書①~社会活動家としての4年間~
>私の履歴書②~社会活動を始める直前までのこと~
>私の履歴書④~1歳3歳コールセンター時代のこと~
~人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択~
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