体調不良ですっかり、エッセイの執筆もおやすみ頂いてしまった2021年10月から12月。
アラフォーはやはり若くないことを実感する年末であった。
ワンオペ育児、氷河期の低賃金・ダブルワークやトリプルワークでの過労貧困からの理解者少ない時代に始めた孤独な社会活動。
そこそこステータス高いはずの私たち夫婦のようなこども二人の4人家族がこんなにも過酷な生活を送っているとは、団塊世代・バブル世代には悟られてもいなかった、リーマンショックがその貧困を煽る恐ろしい時代を駆け抜けてきたが、貧困という状況の安物をくい凌ぐしかない食生活、過酷な労働環境、育児負担によりこんなにも体はダメージを与えていたのである。
なぜ、こんなに優秀で未来を導く『IT・AI等先端技術』というスキルのある私が、子育てで20年以上も家庭にその能力を埋めさせられていたのだろうか。
今の日本社会は必要なスキルと能力も把握できておらず、また、家庭に依存する社会スタイルが100年以上も時代遅れであることにすら気付いていない残念な政権が国家を動かしているということをしっかりと我々日本国民が認識しなければならない。
フィンランドネウボラの思想も継承するはずのこども庁はこども家庭庁となった。
妻を政治的PRに良妻賢母の動画をアップするような人物が首相になってしまっているのであるので仕方ないのであるが、私のような最先端技術を学んだ女性までも家庭という墓標に埋めようとする。
大変由々しき、世界でも珍しい、あまりにも人権理解がない、家庭に依存した狂気の社会構造なのである。
残念ながらこんな狂気の社会構造では、とてもではない、地方消滅を目の当たりにする人口減少・少子高齢化社会を乗り越えることなどできない。
北海道では、そんな私の社会活動への期待も交えてか、今年ははじめてお正月の三が日中に新聞記事へのコメント掲載となった。
ここ数年の新聞・メディアからの問い合わせは取材というより、話すことで教えてあげているというものがとても多い。
取材された実績よりむしろ、問い合わせに対応して、その知識理解を与えているのは私であると言ってもいよいよ良いのではないだろうか。
様々な記事や番組構成に私の体験や実践から話してきたことがおそらく世論となってきており、いよいよ2022年はついに新年の『羅針盤』でのコメントに至ったということ、大変光栄である。
政府はもっと危機感を持って臨むべきであるが、今年7年目を迎える社会活動を経て実感することは、政治家という職業があまりにも既得権現であるということである。
政治家という立ち位置にある人たちが残念ながら、この2〜30年で陥った日本の残念な二極化した社会構造のセレブと言われる層の人たちばかりなのである。
意見交換しても、貧困という言葉自体がイメージでしかなく、私たち氷河期世代が身を以て体験した『貧困』という恐ろしい状況について全く理解できてすらいないのである。
別世界の話であるから、この視点については、全くの素人集団が政府であり官僚であると私たちはそんなバイアスを持ち選挙で投票する必要がある。
政策自体は有識者の話を聞いて官僚が作るから、事業としてのお絵かきのイメージは間違っていないことが多い。
酷い場合にはそのお絵描きですらすっからかんであることがあるから、お絵かきのイメージができているということは大変重要ではあるのであるが、しかしながら、その実態=中身がないという政策があまりにも多い。
私が懸命に取り組んでいる日本版ネウボラ「子育て世代包括支援センター」の枠組みなどまさにそうである。
元旦早々、地元苫小牧のNPO経営する子ども食堂に訪問してきた。
その子ども食堂は居場所としてのリソースを供えてしまっており、優秀な他自治体においては行政主導ネウボラでNPOが受託を受けられる形であるはずのネウボラの機能がすっかり民間の取り組みの中で実装されてしまったのに、肝心な自治体の子育て世代包括支援センターの制度の実態はただの看板でしかなかった。
私たちのNPO北海道ネウボラの取り組みと全く同じ状況である。
こんなにも実績をあげてきたのに、行政主導の札幌市版ネウボラになんの連携もない。
他の優秀事例においては、行政主導の中に巻き込まれ、その活動資金も予算化される「子育て世代包括支援センター」の仕組みがあっても、政治家の無理解により、その恩恵を受けられていないのである。
この数年で、すっかりわかってしまった。
政治家の理解がないことが私たちのような優秀な全国で表彰される事例ですらもあるような活動を邪魔して淘汰させ、消滅させていく。
注※NPO北海道ネウボラの取り組みは、昨年度2020年にはマニフェスト大賞北海道エリア選抜認定を受け、NHKニュースウォッチ9で報道、国会中継の中まで取り上げられて道外他自治体では私たちの活動をそのまま産後ケア事業に組み込んだニュースも拝見している。
政治家の理解不足・知識不足・経験不足。
彼らは基本的にその数のほとんどが裕福層であって私たちの生活への理解がほとんどない。
そんな理解ができない無能は政治家は淘汰されていくべきである。
優秀な政治家は裕福層のように見えても、私たちの話が伝わる。
私たちは、そう言った議員を大切にするべきである。
そして、話の伝わらない無能な議員を減らしていけば良い。
それだけでおそらく日本の社会は激変する。
そのことを2022年の初めの本エッセイにて日本のジェンダー平等への意識たかい本読者の皆様にお伝えできれば幸甚である。
最近は、直感にも磨きがかかり、スピリチュアルカウンセラーもできるようになってしまった(笑)
試しに、子育て相談で最近利用している臨床心理学がベースのオラクルカードで、今年2022年の皆さんへのメッセージを診断してみた。
本質は【ガイド】であり、本来、ありのまま起こる現象を受け入れることが必要なのであるが、
【トラウマ】という過去のエゴに執着しているためにそれをすることの障壁となっている。
最後の癒しのメッセージとして【開かれた観察】のカードが出ている。
過去のエゴの原因はなんなのか、どんなことにどんな想いを抱くことに否定的な感情が生まれるのか、それを理解した上で、ありのまま起こる現象を受け入れていくこと。
そんなオラクルカードからのメッセージであった。
また、エンジェルナンバーという言葉をご存知だろうか。
この概念で言うと、今年2022年の2のゾロ目は奇跡が起こる前兆の意味を持つ数字である。
社会変化を受け入れる新時代の幕開けを今年は予言し、私自身はその変化を支える1リソースとして尽力し達成することを誓う新年。
社会起業家 五嶋耀祥
メッセージ
昨年は体調不良の休載でご心配おかけいたしました。
今年は運営継続できる体制も整い、自愛しながらも生産性高い実践を紡いでいきたいと思います。
いつもご愛読いただき本当にありがとうございます、引き続きますますの応援をよろしくお願いいたします。
~~~~~~
子育て・女性活躍総合メディアにインタビューが掲載されました。
https://blog.chick-tag.jp/interview/npo04-1/
~~~~~~
noteはじめました
>https://note.com/hina_goshima
アメブロの個人ブログ
2021年掲載★WAN連載エッセイ2020年ランキング発表
>北海道の社会活動家 五嶋耀祥のただの主婦ブログ
~人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択~
#1【ただの主婦】
#2【ネウボラ】
#3【WANとの出会い①】
#4【WANとの出会い②】
#5【シグナル①北大と私】
#6【シグナル②明るいニュース】
#7【孤立母子①】
#8【#MeTooとネウボラ①】
#9【ネウボラ活動と私①】
#10【ネウボラ活動と私②】
#11【ネウボラ活動と私③】
#12【夫の家庭活躍】
#13【3つの満月と藻岩山】
#14【北海道の統一地方選挙2019】
#15【北海道の統一地方選挙2019続】
#16【若者が選挙に関心ない3つの理由】
#17【パパ育休なにそれおいしいの】
#18【子どもの貧困原因は親の低賃金】
#19【札幌市2歳児虐待死事件とネウボラ】
#20【経営者という途(みち)】
#21【ブロックチェーンのなぜ】
#22【40歳を迎えて】
#23【女性たちみんな輝こうぜ!】
#24【フィンランドより!人生の変化を感じて】
#25【北海道は新型コロナショック】
#26【緊急事態!社会活動の舞台裏】
#27【札幌市版ネウボラを担って】
#28【休校措置は政治責任】
#29【ただの主婦記者会見する】
#30【新規事業はこんにちは赤ちゃん事業】
#31【休校補償を個人給付に】
#32【人生スイッチと私】
#33【主婦北海道のIT技術展に出る】
#34【挑戦!クラウドファンディング】
#35【逃げ恥から見る女性問題】
#36【北海道の女性活躍を目指して】
#37【#子育て緊急事態宣言】
#38【解き・結い・綾なす心】
#39【活動家主婦は見た】
#40【オレンジリボン運動】
#41【次の世代への扉】
#42【女性活躍の新しい形】
#43【見えてきた真実】