首相退任、総裁選、デジタル庁創設と話題に事欠かない霞が関模様に、

以前、デーブ・スペクターが「国会は日本最大のコメディ劇場」

とツイートしていたフレーズが頭の中をめぐる傍ら、鈴虫がいい音色を響かせている北海道の秋。
7月に新設した施設にも支援としての収穫物が続々とお届けされてきて実感する。豊かな実りの秋である。

北海道で妊娠期から切れ目ない支援に奔走するただの主婦であったが、
このところは、たくさんの行政ネウボラがひしめく中、日本でも有数の本気の民間ネウボラとも称されるようになってきたNPO北海道ネウボラ創始者五嶋耀祥(ごしまひな)が送る主婦の社会活動エッセイ。

我が先祖の屋敷跡地でもあるらしい、
霞が関の抱腹絶倒のコメディ劇場についてもこのまま観察と考察を述べたいところではあるが、
今日は、北海道、札幌市での社会活動からいよいよ見えてきた真実を皆様にお届けしたい。

さて、以前いろいろあったよーと
こちらでも何度か記事を起こしていたこども宅食というアウトリーチ型の子育て支援についての続編ともなる今回のお話。

昨年12月。元厚生労働副大臣がいらっしゃり、
https://wan.or.jp/article/show/9517

今年7月、民間ネウボラの立ち上げと、札幌市での宅食事業の補助金化を経て、
https://wan.or.jp/article/show/9612

北海道でいよいよ札幌市事業としてのこども宅食スタートか
https://wan.or.jp/article/show/9649

というところで、実際に補助金事業として実際に採択を受け、受託したものの、

なんと!札幌市の理解は変わらず「子ども食堂」だったのである!

と言っても失礼、子ども食堂どころか、一昔前の福祉。ハイリスク支援の目線しかない。何を会話しても対話にならない。
補助金を計算するための報告書を作って出すべしと、何度も電話しても、結局しつこくそのワード書類を出すようにということを繰り返し行ってくるのである。
そうでなければ補助金は払えないと。

なんて恐ろしい脅迫!!!

私は特に高専の専攻科では、データベースの論文で学士論文を取得、データベースの専門家であるので

そんな今後のために何かするという意識を持ってのCSV分析もできないようなワード書式で、
ただのアリバイづくりのために支援の手を休めてまでその書類をワードで作る必要性がわかりかねる旨をお伝えし、

クラウドでCSV形式に転用できる形のデータ構造に形成して札幌市に送り、一度はこれで受理と電話で話していたものの、
メールで掌を返したように、いつもの北海道や札幌市行政からの定形スタイルであるPPAPでデータが送られてきて
ワードではなくてエクセルにしたので、エクセルで提出するようにと、なんと!そのワードと全く同じ書式のエクセルデータが送られてきた。

スタッフ一同「吹き出す」以外のリアクションは皆無である。

あまりにもバカくさいのであるが、これをやるか否か即刻ミーティングを開催し、中止を判断した。

PPAPはセキュリティ的に現在はあまり推奨されていないものなのであるが、北海道,札幌市はどんなに貴重で無いデータであってもこの形式でデータが送られてくるのである。
リモワ、スマホ、Macで作業する隙間時間活用団体、企業である私たちにとっては大迷惑な通信手段である。

それに加えて、報告書式がワード!!!!
固定化された帳票で、データ集計するつもりもない、ただ、見るだけの帳票を作れというのである。大体にして、Macで開けない。作業できない。

とんでもない無駄な仕事の指定に大変恐れ入るものである。

電気代、紙代、何よりもその無駄仕事をするための人件費。その無駄仕事をするためのスタッフのモチベーション管理。

どれをとっても無駄なのである。

おそらく、どう考えても子ども食堂で10〜20人程度の見守りをするイメージでしかない書式だったのであるが、

私たちが今年度、子ども宅食と子ども食堂でアウトリーチ する延べ人数としては約2000を予定しており、
とてもでない2000件ものデータのワード書式を手打ちも書き込みもしていられない。

私のスキルを持ってすれば2000件のデータ入力はそんな苦な作業ではないので、できないわけではないのであるが、
結果として将来的に役立つデータになるということであれば、作業に値するが、何度話を聞いても、何にそのデータを活用するかなんて一ミリも感じられない。

札幌市の言う報告書は、ただ、その予算を適切に払いました、「紙で見て満足納得」というための単なる証拠づくりなのである。

しかも、こども宅食の事業は、ネウボラ的思想を伴う、予防的支援としてのアウトリーチ 活動なのであるが、問題がある子どもを前提に企画されているため
その根拠として、子どもの状況に心配があることを書かねばならない。

私たちは、その心配があることを、予防するために、また、これまで手の届いていない札幌市に実際に起こりうる子ども虐待という事件のような状況に
より手が届くようにその取り組みを広げていくためのアウトリーチ 活動しているのに全くもってそのビジョンと理念が一致しないのである。

本事業の狙いである、ハイリスク支援が必要でこども宅食を委託するというケースも考えられなくはないが、そのリストは札幌市は提示しないとしている。

それをやるには札幌市と委託先との連携のより密な関係構築が求められるから、面倒で嫌だということなのだろう。
だったらこの事業そのものを札幌市と行う意義は全くないのである。

残念な札幌市との決別を決めてすっきりした。

私たちの実績のためにも補助金を受けておくべきとのご意見もあったのであるが、

「北海道の取り組み」と国会でも絶賛され、NHKニュースウォッチ9でも取り上げられるほどの
全国でも先駆的すぎる私たちの活動、無知無理解と一緒にやる必要はない。そんなものは、絶対に発展しないから。

私たちの実績のためにも補助金を受けておくべきとのアドバイスもあったが 何者にも癒着しない、忖度しない、主婦たちのクリーンな社会活動は続く。

ファミリー支援INV協会 代表理事 五嶋耀祥

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