ITとネウボラで社会を変える
社会起業家、社会活動実践家の五嶋耀祥(ごしまひな)です。
せっかく3月に連載復帰が4月の体調不良でまた穴を開けてしまい、人生が160ファン読者の皆様には大変申し訳ない。
今回5月もまた穴を開けそうになってしまったが、WAN理事の懐深い裁量により、ギリギリの記事更新にもご対応いただけた。
4月の体調不良は熾烈な社会活動から過労で救急車ざたとなってしまい、幽体離脱と軽い臨死体験もしたので、こちらについては、また別の機会に皆さんにエピソードをご紹介したいと思う。
これまでもSNSでたまに触れていた体調不良については、重度の貧血と判明、治療に専念しつつ、ネウボラの活動はDAO的分散化を進めているところである。
今回はいよいよ政府が子育て支援に本気を出してきたので、書かざるを得ないと、体を起こして執筆したものである。
ネウボラとは、フィンランド語でアドバイスの場。
妊娠期からの切れ目のない支援、その理念である「こどもがまんなか」のフレーズをこども家庭庁が今後担ってくというものであったはずなのだが、とんと政府はその「ネウボラ」の言葉を使わなくなってひさしい。
何やら裏があるのでは?と、こちらの分野では各方面からささやかれてきてはいたのであるが、ついに、政府がこの国の少子化政策にいよいよ本気を見せてきた。
奇しくも、今日のツイッタートレンドは”#子育て支援”どういうことか?
ぜひ、ここのWAN読者の皆様にはご理解いただきたいところである。
フィンランドネウボラの根底にあるのはフィンランドの世界からも注目される子育て政策。
全てのこどもに無料の妊娠期からの切れ目ない施設であり制度のことである。
こどもの人権に基づく、公平、平等、それがフィンランドの子育て支援政策の先進性なのである。
ネウボラに行けば妊娠検査は無料、DNA検査もしてもらえる、全ての妊婦検診、検査は無料である上に、出産後には現金か育児パッケージという段ボールいっぱいに赤ちゃんの衣類やグッズが詰まったプレゼントがもらえるという非常に合理的な仕組みであることで、子ども虐待死はほぼゼロとなっている。
その上、大学までの学費は無料、教育にほとんどお金がかからない、在宅の主婦には3歳まで家庭で保育すると手当ももらえる、パパ育休も当たり前。
ワークライフバランスは共働き子育てにも最高、男性の家事参加当たり前。
それが幸福の国フィンランドの秘密なのである。
そんな夢のような子育て環境を目指しての日本版ネウボラであり、全国各地行政がこの10 年近く培ってきて、関東、関西ではネウボラの言葉も当たり前になってきたにもかかわらず、こども家庭庁発足から、その言葉がほとんど政府からは使われないようになってきたことに疑問を感じているネウボラ実践者は多いはずである。
そんなはずであった、この国もいよいよ、異次元の少子化政策に本気を見せてきた。
●児童手当18歳まで月1万円にします!
●消費税は増税しません!
●16〜18際の扶養控除なしに!見直します!
え?!プラマイゼロ政策?!
またうちの子!?狙い撃ち!?
また?!中間層から順次高所得まで狙い撃ち?!
リーマンショックとほぼ同時に社会保険料、介護保険料上乗せ、平均年収中間層の若年20代出産で貯蓄ゼロ、2子目は社保貸付で出産し、正社員夫の低賃金、自分はワンオペ育児、待機児童、非正規雇用のパート勤務で軒並みその収入手取りを減らされてきた。
氷河期を中心に国民が総じて貧困になってしまった。経済も雇用も的外れの政策でズタボロになってしまった。そんな不遇に生きる私たち氷河期が子育て世代から孫の時代にも突入し始め、若い世代の子育てはもっともっと貧困化しているのだ。
フィンランドのネウボラに希望を見出し、団体立ち上げ、活動スタート。
そう信じて活動してきた8年、臨死体験するほどの過労で社会貢献を担い、政策の提言もし、私の各種SNSアカウントは多くの議員のネタ帳にされ、知らない間に国会で私の言葉が多数取り上げられ、世の中が変化してきたこの不思議な8年であった。
パクられ上等、それで世の中変わるなら。そんな寛大な気持ちで、社会貢献SNSを発信し続けてきて搾取され続けてきた。
それでも、2020年のコロナでたくさんの困難を抱える子育て世帯に独自の活動で様々手を差し伸べ、みんなで一緒に支援の輪で乗り越え、今年はアフターコロナ、次こそ、大学無償化だ!
命を削って、いよいよこの4月には過労で臨死体験、なんとか死の淵から蘇ってきた。
それなのに!だ!
またこれか!
これで我々氷河期子育てはもう2回目、3回目だ!
もう騙されない!
昔はフィンランドは税率の高い福祉国家だから日本とは違うなどと言われてきていたが、すでに日本もフィンランド、北欧並みの税率となっているのに、子育て支援も少子化対策も何ら改善されていないのはもはや、全くもっておかしいことなのである。
政府は本気で、この国を少子化にすることを望んでいる。
ということが、これでいよいよ明らかになってきた。
ここまで本気で子育て環境を潰そうというのだから、こちらはもう逃げるか声を上げるかしかない。
理念を忘れた少子化対策、子育て支援政策、今年は本気で国に政策提言をする!
北海道から遠い東京、なかなか国への提言はできずにきたが、今年は絶対にこれをやる。
今年はいよいよ、みんなの声を、私の命の力に!
社会は絶対に変えられる、女性の困難を乗り越える、そんな日本を共に創り上げられることを願って。
ハッピー・ファム合同会社 代表
ファミリー支援INV協会 代表理事
NPO北海道ネウボラ 名誉顧問
五嶋耀祥
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子育て・女性活躍総合メディアにインタビューが掲載されました。
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